ユニットバス選びのポイント Part3
- Nakahara Jun
- 5月9日
- 読了時間: 5分
更新日:5月30日

「ユニットバス選びのポイントPart1」では、ユニットバスのサイズや浴槽の形状、「ユニットバス選びのポイントPart2」では、浴槽・床・断熱材などについてご紹介しました。
Part3となる今回は、ユニットバスの換気扇やシャワーなどについてご紹介したいと思います。
★最初にご確認ください
これからご説明する文章に「標準仕様プラスマイナス○○○円/税抜」という記載があります。この価格は「2024年12月版 パナソニックバスルーム オフローラ カタログ」に掲載されているメーカー希望小売価格となります。
また、実際の価格は施工業者によって異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。
換気扇の種類
換気扇 100V(オフローラ標準仕様)

標準仕様の換気扇は、浴室内の空気を屋外へ排出するシンプルな換気扇になります。 室内干しスペースを別に設けた住宅に住んでいる、または計画している方、入浴後に壁や床などに付いた水分をワイパーなどで取る習慣がある方などは、シンプルな換気扇でも大丈夫かと思います。 また、換気扇なし(別メーカーの換気扇を取付たい方など)の場合は、標準仕様マイナス10,500円/税抜になります。
対応サイズ 「1216」「1316」「1616」「1618」「1818」「1621」
オートルーバー暖房換気乾燥機(標準仕様プラス89,500円/税抜)

換気の他に、「暖房」「乾燥」「涼風」などの機能がプラスされています。
自動でスイングするルーバーから温風を送ることで、短時間で浴室空間を温めることができます。
対応サイズ 「1216」「1316」「1616」「1618」「1818」「1621」
※オートルーバー暖房換気乾燥機は100V仕様のみとなっています。
暖房換気乾燥機/マックス株式会社製(標準仕様プラス89,500円〜/税抜)

「換気」「暖房」「乾燥」「涼風」「24時間換気」の5つの機能を持つ暖房換気乾燥機になります。 ホチキスをはじめとする文具やオフィス機器、建築工具、住宅設備機器を取り扱う「マックス株式会社」製の商品です。
換気の際に、「標準換気」と「ブロー換気」を選べます。ブロー換気は、浴室内の湿気を吸い込むのと同時に風を送るのが特徴で、浴室内の壁や床を早く乾かすことができます。
雨の日などに洗濯物を乾かしたい、入浴前に浴室を暖かくしておきたい、入浴後に涼風を当てて汗を抑えたい、入浴後の浴室を早く乾燥させてカビの発生を抑えたいなどを考えている方におすすめです。
対応サイズ(100V) 「1216」「1316」「1616」「1618」「1818」「1621」
対応サイズ(200V) 「1616」「1618」「1818」「1621」
※「1616」以上の浴室は、200V仕様の暖房換気乾燥機を選ぶことができます。
カビシャット暖房換気乾燥機(標準仕様プラス165,500円〜/税抜)

「カビシャット暖房換気乾燥機」は、上記の暖房換気乾燥機と同様の5つの機能の他に、「エコナビ」が搭載されているのが特徴です。
入浴後の乾燥はボタン1つでOK。センサーの働きで自動的に節電を考えつつ浴室を乾燥してくれます。
通常の暖房換気乾燥機よりワンランク上の手軽さと節電効果を求めている方におすすめです。
対応サイズ(100V) 「1216」「1316」「1616」「1618」「1818」「1621」
対応サイズ(200V) 「1616」「1618」「1818」「1621」
※「1616」以上の浴室は、200V仕様の暖房換気乾燥機を選ぶことができます。
ナノイー搭載カビシャット暖房換気乾燥機(標準仕様プラス198,500円〜/税抜)

カビシャット暖房換気乾燥機にパナソニックが開発した「ナノイー」の技術をプラスした仕様です。「ナノイー」にはカビの発生やウイルス菌を抑制する効果がありますので、さらに快適な浴室環境を求める方におすすめです。
対応サイズ(100V) 「1216」「1316」「1616」「1618」「1818」「1621」
対応サイズ(200V) 「1616」「1618」「1818」「1621」
※「1616」以上の浴室は、200V仕様を選ぶことができます。
100V仕様と200V仕様の違い
200V仕様の方が、暖房・乾燥能力が高く、快適な温度になるまでの到達時間が早いですが、消費電力は大きくなります。 100V・200Vの選択ができる場合は、浴室のサイズや求めている性能などを考慮して検討されると良いかと思います。
シャワーについて
W水流シャワー(オフローラ標準仕様)

標準仕様のシャワーは、シャワーの水流を工夫することで使い心地と節水を両立させた「W(ダブル)水流シャワー」になります。
持ち手のところにシャワーのオンオフボタンが付いたタイプ(メタルワンタッチ:標準仕様プラス14,500円/税抜)も設定されています。
ビームシャワー(標準仕様プラス4,000円〜/税抜)

ビームシャワーは通常のシャワー機能の他に、シャワーヘッド先端から強い水流を出す機能が付属されているのが特徴です。気になるところに勢いのある水をピンポイントで当てることができるので何かと重宝するかと思います。 持ち手のところにシャワーのオンオフボタンが付いたタイプ(メタルワンタッチ:標準仕様プラス16,000円/税抜)も設定されています。
その他の選択
近年は、美容効果が期待できるとされているシャワーヘッドなど、特徴を持ったシャワーヘッドが多く販売されています。 そのようなシャワーヘッドを使用している方や、今後使用したいと検討されている方は、とりあえず一番安価なシャワーヘッド(標準仕様マイナス8,000円/税抜)を選択しておくのもアリかと思います。
Part3のまとめ
今回は、換気扇とシャワーについてお話ししました。
他にも、照明・入口ドア・水栓器具・棚・ミラー・タオル掛け・手すりなどなど、まだまだ選択する箇所があります。
基本的には標準仕様で問題ないかと思いますが、毎日使用するものなので、こだわるところはこだわって快適なお風呂環境になるようご検討されると良いかと思います。
3回に渡ってご紹介した「ユニットバス選びのポイント」は以上になります。
より良いお風呂選びの参考にしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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