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蛍光灯の2027年問題について

  • 執筆者の写真: Nakahara Jun
    Nakahara Jun
  • 1 日前
  • 読了時間: 4分

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すでにご存知の方もおられるかとは思いますが、今回は蛍光灯の2027年問題をご説明します。


  蛍光灯の製造および輸出入は、2027年末に禁止となります。

蛍光灯に使用されている「水銀」は有害な物質で、環境汚染の原因になります。使用の制限が国際的な課題となっており、2027年末に蛍光灯の製造と輸出入を禁止とすることが決定しています。(※水銀に関する水俣条約) それにより、現在様々な場所で蛍光灯からLED照明への交換が進んでいます。 また、2027年末へ近づけば近づくほど照明器具や交換工事の需要が高まり、それに伴う価格高騰の可能性、工事依頼の集中によりご希望のタイミングで工事が実施できない可能性などが予想されます。 よって、現在蛍光灯をご使用されている場合は、早めにLED照明へ交換することをおすすめしています。


  蛍光灯からLED照明への交換方法

  器具ごと交換

一番確実でおすすめなのは、器具そのものをLED照明に交換する方法です。 LED照明器具に交換する際に、電気工事が必要な場合とそうでない場合があります。 交換するLED照明が現状の照明器具より小さい場合やレイアウトを変更する場合は、天井仕上げ材の補修などが必要になることもあります。 ご自身の判断に不安がある場合は、お近くの電気店や電気工事店に確認することをおすすめします。もちろん弊社でもご相談承ります。


実際の工事例

蛍光灯交換 施工前写真


LED照明器具交換 施工後写真

元々の蛍光灯照明器具を外し、LEDベースライトに交換。照明器具のレイアウトも変更したので、合わせて天井材の補修と塗装を行いました。



  蛍光灯ランプのみを交換

主にオフィスや学校などで使用している蛍光灯(直管蛍光灯)などは、ランプのみを交換することも可能ですが注意が必要です。 一見安易に交換できるような気もしますが、蛍光灯ランプをそのままLEDランプに付け替えることには様々なリスクがあります。 蛍光灯には点灯状態を安定させるための「安定器」という部品がついており、安定器を残したままLEDランプを取り付けると、故障や最悪の場合は発火の可能性も考えられます。 そのため、LEDランプに交換する際には、安定器を外し、配線を繋ぎ直す工事(バイパス工事)を推奨しています。 また、照明器具にも耐用年数があります。器具本体の劣化状態によってはLEDランプのみの交換はおすすめ出来ないケースもあるかと思います。 こちらも判断に不安がある場合は、専門的な知識がある業者等に確認することをおすすめします。もちろん弊社でもご相談承ります。


実際の施工例


LEDランプに交換 施工前写真


LEDランプに交換 施工後写真

元々の照明器具が特殊なデザインだったことや、天井の修繕を行わない工事だったとこを踏まえ、照明器具本体は残したまま安定器撤去と配線バイパス工事を行い、直管LEDランプへ交換しました。



  看板の照明も対象です


照明が内蔵されている看板も、早めに蛍光灯からLED照明へ交換することをおすすめします。 看板の交換についてはご自身での施工というわけにはいかないと思いますので、専門業者へお問い合わせしてみてください。 弊社でも、看板のデザイン・製作・取付まで、トータルでお引き受け可能です。

お気軽にお問い合わせください。 実際の施工例


照明内蔵看板交換 施工前写真


照明内蔵看板 施工後写真

看板の交換に伴い、内部照明を蛍光灯からLEDに変更しました。



  まとめ


2027年末へ向けて、蛍光灯を使用した照明の対策についてまとめてみました。 現在の照明器具を今後もご使用いただくために、何かしらの対策をしなければならないことをご理解いただけたら幸いです。 どうしても費用が掛かってしまう事案ですが、LED化することで以下のようなメリットもあります。


  • 長寿命(照明の交換頻度が減少)

  • 消費電力が少ない(電気料金の低減)

  • 発熱や紫外線の量が少ない(冷房負荷の軽減・虫が寄り付きづらくなる)

  • 瞬時に点灯する

  • 衝撃に強い


などなどです。


繰り返しになりますが、2027年末に近づくにつれ需要が高まると予想されますので、早めの対策を検討されることをおすすめいたします。 「蛍光灯の2027年問題について」は以上になります。 最後までご覧いただきありがとうございました。



 
 
 

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